ライトマンとは
数年前、墨絵を描きはじめた頃、
ある日の夜、一筆で一瞬のうちに人の形が現れました。
楽しくなって、どんどん描いていくと
様々な動きをするその人の形は、
この世界に共に生を受けた皆さま一人々と
つながっているような感覚になりました。
“ライトマン”“ライトマン”何度も心にその言葉が響きます。
その時、“あっ”と思いました。
“一人、一人、その人にしかない個性を持って輝いてる”
そう感じた時、
“どんな時も決して一人じゃないよ。みんないる。
みんなとつながっている。どんな時も大丈夫だよ”
たくさんのライトマンをみてるとそのような思いが胸の奥からあふれてきて、
“みんな愛しい”って思いました。
“一人一人、みんな個性を持って輝いている”
そのテーマでライトマンは誕生しました。
以前、個展の最終日に、晶観の墨絵のライブをさせていただきました。
音楽と共に皆さまの前で、墨でライトマンを描きました。
その時、ご来場の皆さまに
“私は現すだけです。皆さまどうぞ私と一緒に
心で参加して、一緒に描いてください”
とお願いしました。
ほんの10分程の時間でしたが、たくさんのライトマンを描きました。
アスペルガー障害の影響もあり、私はものすごい集中力で絵を描きます。
ライブが終了して、虚脱状態になっていると
来場いただいた皆さまが涙を流して“晶観さん、勇気をありがとう”と
墨だらけの私の手を握手して下さいました。
私は感謝の思いでいっぱいになりました。
私の方こそ皆さまから勇気をいただいているのですから。